頑張っていい大学を卒業し、バリバリ仕事をしつつも、そろそろ女性の幸せをと考えていたら、あっという間に30歳代後半…。昔はあんなに急かしてきた両親すらも、子供の話題を出さなくなってきた…なんて女性も多いのではないでしょうか。

いや、あなたが既婚者でしたら親も諦めずに、まだまだ孫をせがんでくるかもしれません。

待望の妊娠判明後、急に高齢出産の4文字に怯え、不安で仕方のない毎日を過ごしている妊婦さんもいらっしゃるかもしれません。

その気持ち、全部全部分かります!

わたしは38歳で出産し、現在一児の母として、生活を送っております。

一浪して大学に入学し四年後に卒業、そのまま働き出して気づいたら29!

30歳までに結婚しなければ死んじゃうんじゃないか、みたいな意味不明な不安から、無理やり相手を見つけて結婚しちゃいました。でも、その後すぐ離婚します。

やっぱり、ちゃんと大切にしたいと思える相手を見つけられないまま結婚するのはよくありませんね。今思い出しても、その過去は、人生一番のうっかりミスでした。

離婚後はとにかく仕事に没頭。

親からは再婚と孫をせがまれ続けたこの頃は、本当に実家に帰るのが嫌で仕方ありませんでした。

ところが37歳でパパと出会い、自然な流れであっという間に妊娠し、出産しました。

私も37歳までは、子供を授かることを半分諦めて生きていました。

だから妊娠した時は、「まだ妊娠できるんだ!」という驚きとともに、無事に出産できるのか、子供に障害があったら、きちんと対応できるのか、とものすごく不安になりました。

たまたま私の甥っ子に障害があった事も重なって、妊娠報告を聞いた私の母が、私に最初にかけた言葉は、「高齢出産のリスクは承知しているんだよね。どんな子が生まれてきても、絶対後悔しない?」でした。

今思い返してみると、本当に失礼で無神経な人間だな、と思います。

この記事を読んでくださっている方は30歳代後半か、40歳前後の方が多いかと思います。

親はきっと60歳代あたりでしょうか。もっと上の年齢の両親をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

その世代の特徴は、ずばり「団結・団体」。

和を何よりも重んじることで生きてきた我々の親は、人と違う事への恐怖心が無駄に強いと思いませんか。

みんなと同じ学歴が必要でしょうか?

みんなと同じ年ごろで結婚し、平均人数の子供を授からなければ駄目でしょうか?

ほかの子と違う個性を持った子供を持つことはダメですか?

そんな事があるはずがありません。

そもそも結婚や子供を産まない幸せだって山ほどあります。

何なら、今や、そしてこれからは益々、マイノリティが優位な時代です。

社会自体に、マイノリティを受け入れ、対応できる力を獲得してきつつある時代です。

この記事を読むことで、一人でも多くの女性が勇気を持って、いたずらに恐怖心を抱かず、豊かな人生を歩まれる事ができる、そう信じていますので、ぜひ最後まで読んでみて頂けると嬉しいです。

1.高齢出産とは?

高齢出産の定義自体を書く意味が今更あるかはさておき、とりあえず端的に申し上げます! 

WHO(世界保健機構)だと、35歳以上の初産婦、40歳以上の経産婦を高齢出産としていて、日本では日本産婦人科学会でも35歳以上の初産婦を高齢出産としています。

35歳…分かりますよ。分かりますけど、私から見たら35歳なんて超若い。

今の30歳代はアンチエイジングも体の中から取り組んでる世代だと思うので、見た目だけでなく、体の中も錆が進行してない女性が多くいるのでは?と思っています。

2.高齢出産のリスク

 高齢出産のリスクとして挙げられているものは、次のものが多いかと思います。

① 染色体異常リスクが高まる

② 流産・早産の確立が高くなる

③ 妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病リスクが高くなる

 上記のようなリスクがあることは、確かです。

実際、私は妊娠後期に、妊娠高血圧症候群と診断されました。

でも、若い女性にだってリスクはあるんですよ。

大切なのはリスクを恐れて諦めるのではなく、リスクにどう対処して乗り越えていくか、という事だと思います。

 染色体異常リスクについては、事前に生まれてくる子供の健康状態を調べる方法もあります。

出生前診断(羊水検査、絨毛検査、血清マーカー、NIPT(新型出生前検査)などがあります。)は絶対とは言えませんが、高い確率で一部の障害を事前に把握することができますし、もし障害が見つかっても、事前に心の準備や、周囲の環境を整える時間がたっぷりありますから、安心材料の一つになるでしょう。

 それから、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病も、食生活や適度な運動などの生活習慣で、かなり予防できます。

妊娠高血圧症候群の代表的な予防策は、肥満を避け、適度な塩分制限、適度な運動、十分な睡眠等の基本的な生活習慣です。妊娠糖尿病予防についても、食事管理や運動など、同じようなことが言えます。

 先ほど私は妊娠高血圧症候群と診断された過去について話しましたが、今思い返せば、「出産したら、しばらく外食できなくなるから」と外食ばかりで、塩分もたっぷり、野菜少なすぎの毎日を送っていました。

親になる心構えが出来ていなかったことに、猛省しています。

今は二人目妊娠を望んでやまない日々ですが、今いる子供のためにも、未来の子供のためにも、健康的に長生きすべく、食生活には気を付けています。 

確かに、高齢出産によって、流産や早産の可能性も高くなるかもしれません。

しかし、望めば得られるかもしれない幸せを、数字だけで冷たく並べられた確率の数字だけで、諦めてしまっていいのでしょうか?

私は、それは違うと思います。

子供を授かり、ともに生き、社会に羽ばたいて生きていく子供の背中を見ながら老いていく…そんな人生を望むのならば、最初から諦めないでほしいと思います。

3.高齢出産のメリット

 高齢出産のメリットで私が経験上、ぱっと思いつくのは次のメリットです。

① 心に余裕がある

② 金銭面で余裕がある

③ 仕事復帰しやすい

④ 友達に出産経験者がいるので、色々相談しやすい

 その他にも

⑤ 母体のアンチエイジング効果

⑥ 母体の子宮がんリスクの低減

⑦ 子供の知能発達が高い傾向がある

また、高齢出産を経験した女性は長生きする、なんていう面白い情報もあります。

 歳を重ねてきたからこそ、あらゆる事態に冷静に対処できるし、強くいられる、揺るがない、という事は、本当に素晴らしいメリットだと思います。

これは、ママだけでなくパパにも言えることです。

経済的にも精神的にも安定した家庭で育つ子供は、自然と情緒が安定し、落ち着いて色々な物事に取り組めるからこそ、集中力があったり、ひいては様々な能力を伸ばすことにもなるのではないでしょうか?

私の場合は、職場復帰しやすかったのも、本当にありがたい産物でした。

若いときに必死にやってきたこと、積み重ねた経験や実績が、自然と産休後も仕事に戻りやすい環境を周囲が整えてくれたり、助けてくれたり、という現状を作ったのだと思います。

私は子供が生後10か月の時に、仕事に復帰しました。

最初は子供の体調が安定せず、休む事も多かったのですが、周囲の理解やサポートもあり、現在子供が18か月の今は、ほとんど休まず出勤できています。

早い時期から仕事復帰したおかげか、職場でも、家庭内でも、良好な人間関係を作っていけている気がします。

 私の周りには高齢出産のママが沢山います。

「沢山います」というより、私が平均年齢って感じで、40歳代ママも沢山います!

出産後は「私がママの中で一番上かも?」とびくびくしていましたが、想像以上に私より年上のママも多く、びっくりしました。

妊娠・出産によって女性ホルモンが出まくったからか、皆さん、本当に綺麗です。

肌もつやつや。

昔、43歳で出産した親戚のお姉さんにあった時、「なんか分からないけど、前よりめっちゃ綺麗になった!」と、子供ながらに思ったことを思い出しました。

親戚のお姉さんがめっちゃ綺麗に見えたのも、女性ホルモンのおかげだったのかもしれませんね。

 高齢出産はメリットがたくさんある!という動画もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

4.38歳で出産した、わたしの今

妊娠・出産・子育ては、人生のあらゆる経験の中でも、一大事業です。

妊娠して初めて分かった妊婦さんの気持ち、本当に勉強になりました。

何か助けになるようなことは出来ないか、とつい考えてしまいます。困っている妊婦さんや、新生児と一緒のママを見かければ、必ず声をかけます。

 社会には、色々な立場の人が生きています。

色々な人がいて、初めて成り立っている社会です。

この社会において、一人でも多くの人の気持ちに寄り添えるような経験ができたこと全てに心から感謝しています。

これからも、もっと違う方面の人たちと出会えたら、違う方面の世界も見れたら、また自分自身の内面も充実させていけるのではないか、と思うようになりました。

 

また、妊娠前の私は、「バツイチだから…」「もう若くないから」「可愛くないし」などなど、いつも後ろ向きで、否定的な生き方をしていたような気がします。

でも、「絶対私には無理!」と諦めていた、「大切にできる相手と出会って、子供を産み、育てる」という経験を通して、それを乗り越えてきた自分に自信を持てるようになりました。

 

この数年の私は、よく頑張ってきたと思います。

こうやって、自分が自分自身を認めてあげられるようになった、ということも、大きな産物です。

決して順風満帆な人生ではありません。

毎日が本当に目まぐるしく、アクシデントも沢山あります。

でも、今の私なら、きっと逃げずに立ち向かっていける…いえ、「立ち向かっていける」というよりは「ともに歩んでいける」気がします。

 全てを自分の経験として、生きる糧にしながら、家族みんなで絶対に幸せに生きていくんだ!と心に誓い、愛する家族の存在に感謝する日々です。