どもを産んだら家計ややりがいのために再就職を考えている妊婦さん、お母さんも多いのではないでしょうか。
そこには不安もあると思います。
この記事を読んで、どのように再就職先を見つけていけばいいのか、希望となるヒントが見つかれば幸いです。
出産後、仕事の復帰のタイミングは?
産後、子育てをしながら仕事を探すのは想像以上に大変です。しかし、家計のためにも働きたいというお母さんも多いでしょう。
周りの環境なども人それぞれですので焦る必要はありませんが、仕事に復帰する目安は早い人で産後1年以内。
半分以上の人が1年半以内が目安となるようです。
もちろん、こどもが大きくなるまでは専業主婦でいらっしゃるお母さんもいますし、各家庭の考え方や状況はそれぞれです。
仕事をする前に準備すること
仕事探しと合わせて仕事をしている間、こどもを預ける場所の確保、お母さんがいなくても大丈夫なようにしつけておく必要もあります。
①保育所探し
待機児童という言葉があるように、保育所に預けたくても受け入れ先が見つからない場合があります。
地域の保育所を管轄しているのは市町村の福祉課や福祉部です。
まずは、地域の自治体を訪ねて保育所の情報を集めることからはじめるとよいでしょう。
②こどもがお母さんがいなくても大丈夫なようにしておく
たとえば、赤ちゃんに与えるミルクはお母さんのおっぱいだけでなく、粉ミルクにも慣れさせておくことが必要です。
そして、保育園が決まったら慣らし保育といって、1週間ほど保育園に通う練習をします。
保育園のスケジュールがあると思うのでそれに沿って慣らしていきます。
できれば、保育園のお昼寝の時間などが分かっていれば、家でもその時間にお昼寝をする習慣をつけておくといいですね。
正社員として仕事探しをする心構え
小さなこどもを育てながら働くのはとても大変です。
お母さん自身、日々の家事や育児の疲れとのバランスをとる必要がありますし、こどもの熱や体調を壊した際にはすぐに駆け付けなくてはいけません。
保育園のイベントなどには仕事を休む必要があるかもしれません。
こどものことで周りに頼れる人がいなければ、出張や残業も難しくなり、仕事を休むことは職場の人に迷惑をかけることにつながります。
このような点から、お母さんの「働きたい!」という強い意志とは反して、社会の理解はまだまだ進んでいない所が多いようです。
しかし、少しずつではありますが、産後も、そのような状況を理解して正社員として働ける職場が増えているのも事実です。
今までの就職活動以上に苦労することもあると考えられますが、焦らず、粘り強く、再就職先を見つけましょう!
正社員のなり方
産後、正社員になるためには主に3つのルートがあります。どれがいいかはそれぞれのメリットがあるので自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
①正社員の求人から探す
はじめから正社員で働き、しっかり安定した収入を稼ぐならこの方法です。しかし、出産後の正社員のハードルはとても高いです。
最近では、転職サイトの中でも女性に特化したサイトをもつものも増えてきています。
時短正社員やフレックス制度のある会社などの募集も増えています。
そのような求人サイトを活用し、自分に合った働き方ができる会社を見つけ、理解のある会社に巡り合う日を願って根気強く受けましょう。
②派遣社員から正社員を目指す
派遣会社に登録をし、派遣社員として派遣された会社で一定期間働きます。
場合によっては、その後派遣先の会社の社員として、本人合意のうえで直接契約に切り替えることがあります。
仕事を知ったうえで本人合意のもと社員になれるのがメリットです。
しかし、この場合、正社員ではなく契約社員と言った場合が多いので注意が必要です。
また、派遣社員として働いている間も、派遣先の会社に本採用をしたいと思ってもらえるように、能力のアピールやしっかりとした態度で仕事に臨む必要があります。
派遣社員としての期間も思った以上に長い場合もあります。
③パートから正社員を目指す
パートで仕事を見つける際に「社員登用制度あり」などといった記載がある場合があります。
パートからの採用なので就職へのハードルは低めです。
パートのうちはお給料が不安定だったり、保険制度がなかったり、社員登用があるまで長い道のりかもしれません。
でも、一度仕事内容を知ったうえで社員登用へのステップアップを踏めるので、お母さんにとってはストレスの少ない就職方法だと考えられます。
仕事探しで必要な準備物
主に下記の2点を面接時などに提出するケースが多いです。事前に用意できるのであれば作っておくといいです。
・履歴書
・職務経歴書
最近では、転職サイトに登録すれば用紙のテンプレートがダウンロードできたりするので効率よく、それらのツールをうまく活用しましょう。
また、エージェントサービスのある転職サイトでは、担当者が一人ついて電話での面談や相談を受け付けてくれる場合があります。
書き方や自分の書いた内容に不安があれば、そのようなエージェントサイトを求人を探しながら活用するのもよいでしょう。
まとめ
出産後の正社員としての採用は難しく、働きたいのになかなか仕事が見つからないといったことが多々あります。
それでもくじけず道が開けるまで粘り強く就職活動をする必要があります。
出産後の仕事探しで悩んでいるのはあなただけではありません。
日本にいる同じ立場の女性はみんな同じように悩んで苦しんでいます。
この先、日本の企業の女性への理解もどんどん進んでくると考えられます。
いつか自分に合った職場に巡り合えるまで、たまには息抜きをしながら根気強く頑張っていきましょう!