自分の子供が昔飼っていたペットの生まれ変わり?なんて、ちょっと不思議な話過ぎますし、ともすれば、子供を亡くしたペットの身代わりに考えてるの?なんて誤解を受けてしまいそうですが…。

今ここにある真実と私が本当に伝えたいことを、ぜひ聞いていただきたいと思いこの記事を書いてみました。

ペット JOYとの出会い

大学4年生の夏休み、アルバイト先のペットショップで、売り物として4匹のアメリカン・コッカー・スパニエルの赤ちゃんがやって来ました。

まだ1回しかワクチンも打っていない、生後ほんの数週間の小さな赤ちゃんたちは、それはそれはもう、可愛い子犬たちでした。

しかし、お店に来て数日経った頃、そのうちの1匹の後ろ足に、障害がある事が判りました。

売り物にならない子犬を置いておくことはありません。その子犬も例外ではなく、処分される事に…。

幼い頃から犬も含め沢山の動物達と育った私には、それをどうしても受け入れられず、「私が飼います!」と半ば勢いでその子を引き取り、JOYと名付けました。

JOYと育んだ愛

それからの16年、1人と1匹で本当に色々な経験をしてきました。

一緒にお風呂に入り、一緒にトイレを済ませ、一緒のベッドで眠りました。

1人と1匹はどんな時も一緒に過ごし、辛いときは抱きしめ合い、嬉しい時は共に喜び合いました。

特に離婚した時なんかは、本当に辛かったのを記憶しています。JOYがいなければ、きっと乗り越えられなかったでしょう。彼女はいつだって無条件に私を愛してくれたし、私もまた彼女を何よりも優先し、大切に愛してきました。

そんな日々を送っていたあるとき、今のパパと出会いました。彼も犬が大好きで、JOYにも愛情深く接してくれました。

ところがとっても悲しいことに、彼とJOYが知りあうと同時期に、JOYに病気が見つかり、私と彼との懸命の看護もむなしく、翌年の春に天国へ帰って逝ってしまったのです。

私は亡くなった彼女をそっと抱きしめながら「JOY、お願い…もう一度ママの所に戻ってきて…そしたら今度こそいいママになるから…!必ず幸せにするから…!」と泣きました。

お腹の中に赤ちゃんが!

さて、お葬式が終わり、JOYなしでどうやって生きていったらいいか分からず、どっぷり落ち込んでいた私は、日に日に体調が悪くなっていきました。

その体調不良は2週間以上続き、彼もとても心配しました。

精神的にもぼろぼろで、いつもいつも、泣いていました。

でも、なんと、その後すぐ妊娠していることが分かったのです!

色々計算してみると…JOYが天国に逝ってしまったすぐ後に、お腹の中に赤ちゃんが来た計算になります。彼も含めて皆一様に「JOYがすぐ戻ってきたんだよ!」「人間が生まれてくる気がしない…エコーで見えるの犬じゃない?」など笑っていました。

私も当時はなんだかそんな気がしてきて、よく「お帰り」とお腹を触っていたような記憶があります。

でももちろん、この子はJOYのかわりではなく、全く別の新たな命だという自覚はあります。

出産後の不思議なエピソード

年が明け、妊娠発覚時に感じた色々なことなどすっかり忘れて、無事に出産し、可愛い男の子の赤ちゃんが私と彼のもとにやってきました。

生後半年頃でしょうか、子供を呼ぶときにうっかり「JOY」と呼びかけてしまったことがあります。

その時こそ、呼びかけて初めて子供が振り向いてくれた瞬間です。

また、いたずらの癖も似ています。ティッシュを箱から出しまくって遊んだり、私がキッチンで家事をしていると私の足の指を噛んできたり…。椅子の足を噛んでみたり!

きっとどんな子もやるいたずらでしょうから、JOYに似ていると感じるのは、思い込みでしょう。

でも、もし私の子供として、私を選んで生まれてきてくれたのならば…JOYを亡くした日に彼女を抱きしめて叫んだ誓いの気持ちそのままに、絶対に後悔させないし、私も後悔しない子育てをしようと、日々全力の愛情で育てています。

この子と1年間、生きてみて

実際、この子と1年間生きてみて感じることは、ずばり「何してるの!?」です。ちょっと笑っちゃいますが、ハイハイするようになってからは、大人が思いつきもしない場所に隠れてみたり、変なものばかり口に入れようとしてみたり、大人の真似をしてみたり、寝ている時までごそごそ動き回って面白く、毎日が驚きと笑いの連続です。

子供の目線や動きをじっくり観察していると、この世界のすべての事に驚き、興味津々で冒険を繰り返しているように感じます。その興味は、決してすでに知っている世界の確認ではなく、初めての世界への挑戦であり、冒険そのものです。

私が本当に伝えたい事

子供が前世の記憶を突然話し始めた、という話はたまに耳にしますし、ネットニュースなどでもたくさんのお話しが掲載されています。本当に生まれ変わりがあるのかどうかは、少なくとも今の世の中では、確実に証明できるものではないので、あります!とは言えません。

でも正直、あったらいいな、とは思ってしまいます。

でも、もしいつか私の子供が「ママあのね、ママが戻ってきてって泣くから、急いで戻ってきたんだよ。」と言うのならば、私は必ずこう答えるでしょう。

「あなたは、あなた。だれの代わりでもない、大切な大切な、私たちの子供だよ。私たちを選んで、生まれてきてくれてありがとう。」と。