つわりが始まる時期
早い人で妊娠4週目で症状が出る人もいます。
多くの人は妊娠5週以降から症状がではじめます。
つわりがある人もいれば全くない人もいます。しかし、半数以上の妊婦さんがつわりを経験します。明確な症状が出るにも関わらずつわりの原因はいまだに分かっていません。
研究で分かっていることは、妊娠すると”hCG”「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」というホルモンが急激に分泌が増えたり、甲状腺や代謝が変化することなどがつわりに関係していると考えられています。
つわりの主な症状
【妊娠初期の症状】
・食事をすると気持ち悪くなる
食べ物、飲み物、胃になにか入るだけで吐き気を感じ嘔吐してしまう人も。
ほんとにひどい人だと、一切食事ができなくなり水分も取ることもできなくなってしまう妊婦さんもいます。
一般的に「吐きづわり」と言われています。
・空腹になると気持ち悪くなる
お腹が空くと気持ち悪くなり、常に何か食べいないと胸焼けがして
吐き気をもよおしてしまう状態に・・・。
朝は特に空腹感が強いので症状がひどい場合もあります。
一般的に「食べつわり」と言われています。
・匂いで気持ち悪くなる
妊娠前には気にならなかった食べ物の匂いや湯気、よく聞くのがお米の炊ける匂い。
ゴミなどの悪臭はもちろん、シャンプーや歯磨き粉の味がだめになってしまう人もいます。
匂いのせいで生活に支障が出てきてしまいますよね。
一般的に「匂いつわり」と言われています。
上記の主なつわり症状の他に以下の症状があります。
【体調の変化】
・よだれが増える
なぜかよだれが急に増えます。
私もこの症状には悩まされました。口の中いっぱいに唾液が溜まってしまい、出しても出してもどんどん溢れてくるんです。なので、ちょっと汚いですが空いているペットボトルを常に常備してその中に吐き捨てていました。
一般的に「よだれつわり」と言われています。
・眠気が増す
しっかりと睡眠はとっているのに眠くて仕方がない人も多くいます。
仕事をしている人からしたら支障がでて仕方ないですよね。
実際に私も、妊娠中働いていたので日中の眠気にはほんとに困りました。
もう、己との戦いになりますね・・・笑
・げっぷがよく出る
つわりの影響で、げっぷがよく出るようになる人もいます。
胃腸などの消化器官に症状が出る事が多いのでそ影響かもしれませんね。
・体温が高くなる
体温が上がり熱っぽく感じる人もいます。
微熱の時の身体のだるさ、立ち上がるのも億劫になる場合もあるんです。
【精神面などの変化】

・食べ物、飲み物の好みが変わる
つわりの症状の代表例の一つとして、食べ物や飲み物の好みの変化。
妊娠前はそれほど口にしなかったのに、急に食べたくなる!!という妊婦さんも多いのではないでしょうか。
フライドポテト、ラーメン、炭酸飲料、フルーツ、辛いもの、酸っぱいもの、などがあげられます。
・感情の起伏が激しくなる

体調の変化への戸惑い、出産への不安。家族や周りの何気ない一言にイライラが止まらなかったり、急に涙が止まらなくなる人もいます。
私の場合、夜寝るときに急に不安に押しつぶされそうになり泣くこともありました。
その時は、思う存分泣くことです。自然と落ち着いてくるので大丈夫です。
対処法はあるの??
妊娠初期のつわりは症状が出やすく、何か対策をしても完全になくすということはできません。
しかし、少しの工夫をすることで生活する上で多少和らげることはできます。
ぜひ、悩んでる方がいればダメもとで試してみてください。
・食べたい時に食べたいものを食べる!!
私は吐きづわりだったのですが、食べたい時に食べたいものを食べてました。
その後、結局吐いてしまうんですけどね・・・。
だからと言って、我慢すると余計にストレスが溜まってしまうのでもったいないとか思わずに食べましょう!
【つわりを和らげる効果がある食べ物】

栄養素に関する研究結果があり、日本産婦人科学会はビタミンB6を5〜60mgを摂取する事が、嘔吐の軽減に効果的であるとしています。
個人差はありますが、つわりで吐き気がに悩んでる人は試してみるのも一つの方法です。
ビタミンB6を多く含む食べ物を紹介します。
・バナナ
バナナにはビタミンB6が豊富に含まれています。
そのまま食べてもいいですが、バナナジュースにするとつわり中でも摂取しやすくなります。
また、乾燥したプルーンにも多くのB6が含まれているのでバナナと一緒にヨーグルトに入れて食べるのもオススメです。
しかし、バナナはカロリーが高いので妊娠後期頃の多量摂取には気をつけましょう。
・玄米
玄米にも多くのB6が含まれています。
白米は匂いがキツく気持ち悪くなる妊婦さんも多いのですが玄米を使ったおにぎりは匂いも異なり、つわり中の妊婦さんにも人気なんです。
B6の他にも鉄や葉酸、食物繊維など妊娠中に摂取しておきたい栄養素を含んでいます。
・抹茶
抹茶にも多くのB6が含まれています。
ただし、カフェインも含まれているので1日2〜3杯を上限にして摂取しましょう。
【つわり中におすすめの食べ物】

・生姜
直接作用するわけではありませんが、中国では昔から吐き気を抑える漢方薬として、使われていました。
生姜湯にしたり、スープに中に入れて飲んでみてください。
・豚肉
豚肉には、精神的なイライラを抑えるビタミンB1が多く含まれています。
つわり中思うように体を動かす事ができず、ストレスを溜めやすいです。吐き気を抑える生姜と一緒に使い、生姜焼きにして食べるのもいいですよ。
・豆腐
豆腐は喉ごしがよくて食べやすい。消化吸収もいい上に、タンパク質やビタミン、オリゴ糖など妊娠中に摂取したい栄養素が豊富に含まれています。イソフラボンも多く含まれているので妊娠中の肌荒れにも効くのでオススメです。
・トマト
トマトの程よい酸味が口のなかや胃をすっきりさせてくれるので、つわりが和らぐこともあります。トマトジュースで摂取するのもオススメです。
冬の寒い時期に妊娠している方は、食べすぎると身体の冷えにつながるので気をつけてくださいね。
【つわりを悪化させる食べ物】

人によりますが、匂いや味、食べ物にとってはつわりの症状が悪化してしまう事があります。
気をつけるようにする事で、つわりがひどくなるのを予防する事ができます。
以下の食べ物を摂取するのを控えましょう。
・白米
白米の匂いでつわりが悪化。特に匂いが強く出る炊き上がりで気持ち悪くなりやすいので、
”炊飯器とは別の部屋にいる”
”冷ましてから食べる”
”食べない”などの対策をして乗り越えましょう。
炭水化物はパンや麺類などで摂取するのをおすすめします。
・脂っこい肉
脂身の多い肉は気持ち悪さを助長させる事があるんです。
つわり中は、あっさりした鶏肉や赤身肉で栄養を摂っていきましょう。
また、ソーセージ等の加工肉が苦手になる人もいます。
・生魚
生魚の生臭いので吐き気を引き起こす人もいます。つわり中は生魚を食べるのは控えましょう。
・玉ねぎ、ニンニク、ネギ
この三つは特に強い匂いがします。なのでできるだけ匂いの強い食材は避けましょう。
特にニンニクの匂いには敏感になる人も多く、自分が食べていなくても他の人の口臭で気持ち悪くなり嘔吐してしまうというケースもあります。
ただし、ニンニクにはビタミンB6を多く含むため、特に問題のない人は意識的に摂取してほしい食材です。
・出し汁、化学調味料
出し汁の匂いで気持ち悪くなる人もいます。
また、レトルト食品、インスタント食品、ドレッシング、お菓子等に含まれる化学調味料の匂いに敏感になる人もいます。
私は、カップラーメンの匂いがだめでしたね。食べたいのに匂いで気持ち悪くなってしまっていたので、つわりが落ち着くまで我慢しました。
身体の状態に合わせて食べられるものを食べるようにしていきましょう。
辛いつわりを乗り越えていこう

どんなに食べるものや飲みものに気を付けていても、気持ち悪くなってしうものです。
バランスの良い食事を取れる事が一番いいですよね。
赤ちゃんのために三食しっかり食べなきゃと思ってしまうと思いますが、無理せずに、”食べられるものを少しずつ、食べられる時に食べる”がつわりを乗り切るコツです。
食べれなくなってしまうと、水分不足にもなりやすいのでこまめな水分補給は心がけてくださいね。
脱水症状を起こすと、赤ちゃんにも影響してしまうので気を付けてください。
つわり中の食事には個人差が大きく、全くつわりがない人もいれば、何も口にできる事ができなくなり入院してしまう人までいます。
他の人が妊娠中に食べれたものでも、自分には合わないこともあるので必ずしも記事や本に書いてある事が正しいわけではありません。
なので、自分自身で情報を参考にして何が自分には合っているのかを探してみてください。
私も終わりなんかこないんじゃないかと、とても不安で辛い時期がありました。乗り越えた今だからこそ言えます。
道のりは長いですが、必ず終わりはきます!!本当です!!
この辛い時期に、”自分にも食べれるものが一つでもあれば幸せだな”と思えるように前向きに考えて乗り越えていきましょう。