昔から痩せにくく、常にぽっちゃり体型だった私。

「モデルさんのようにスラッとしたきれいな体型になりたい!!」

そう思って、いろいろなダイエット法を試してみたのですが、意志が弱すぎるのか、どれも長くは続きませんでした。

学校では自分と同じように顔や体型にコンプレックスのある友達がたくさんいたし、彼氏が出来なくても今は楽しい!!

そう思っていたのですが、夏休み明け、久しぶりに登校すると、友達の1人がびっくりするくらい痩せて、きれいになっていたのです。

友達が痩せた方法は?私にもできる?

「痩せたね!どうしたの!?」

そう友達に聞くと、「夏休み中、ジムに通って、糖質制限ダイエットをしてみたんだ!ごはんやパンを抜いて、あとは好きなだけ食べていいのに、すぐに効果が出てきて、5キロも痩せちゃったよ!」

と、とっても嬉しそう。

主食だけ抜いて、あとは好きなだけ食べていいなら私でも続けられそう…

友達が言うには、今流行りのダイエットだから、本もたくさん出ているし、ネットで調べればやり方もたくさん出てくるとのこと。

大好きなお菓子やお肉を我慢しないで本当に痩せられるのかと半信半疑でしたが、ネットで糖質制限について調べてみると、効果があったという口コミがたくさん!!

挑戦してみることにしました。

ネットを参考に糖質制限ダイエットを開始!

やり方は簡単。糖質を多く含む食べ物は食べない!!

あとは好きなものを食べてよし。

調べてみたら、ごはんやパンなどの主食だけでなく、いも類や砂糖が使われているお菓子も禁止!

甘いものが食べられないのはショックですが、ダイエットなら当たり前。

お腹いっぱい食べていいんだからそれくらい我慢しよう。

そうして、糖質制限を初めて少し経ったころ、体調に異変が現れました。

体重は減った!!けれど…

糖質制限を始めてから、体重はみるみる落ちていきました。

しかし、見た目はあまり変わりません。

お腹回りはポッコリしているし、足も太いまま…

しかもひどい便秘になってしまったのです。

今までどんなダイエットをしても便秘知らずだったのに…。

便秘のせいで、下腹は以前よりもポッコリしてきたようです。

それでも体重は落ちているし、そのうち見た目も変わってくるはず!!

そう考えて、そのまま続けていたら、なんだか頭がぼーっとしたり、授業中眠たくなったりするようになりました。

集中力も続かないので、テスト勉強がはかどらず、最悪の点数に…。

原因は何だろう…。

悩んでいたら、大学生で、1人暮らしをしている姉が帰省してきました。

 

トラブルの原因は糖質制限!?自己流糖質制限が危険な理由

姉は大学の栄養学科に通っていて、将来の夢は管理栄養士。

姉は母から私の糖質制限について聞いていたようで、こう言いました。

「糖質制限やってるの?専門家なしに自己流でやると危険だし、体重は落ちても脂肪は落ちないよ!」

「体重は落ちても脂肪は落ちない…?」

意味がわかりませんでした。

姉が言うには、体がエネルギーを作りだす素となる栄養素は3つ。

糖と脂肪とたんぱく質だそう。

糖とたんぱく質は1gあたり4Kcal、脂肪は9Kcal。

一番効率よくエネルギーを生み出すことができるのが糖なので、体がエネルギーを作り出すときにまず使うのが糖。

糖が少なくなり、使えなくなったら次は、脂肪。

最後に、筋肉など、体を構成するのに必要なたんぱく質を削ってエネルギーを調達する。

ただし、脂肪を燃焼させてエネルギーを作ると、ケトン体という、体にとって悪い物質ができてしまうそう。

また、脳は糖から作られたエネルギーしか使えないため、糖が不足すると頭がぼーっとしたり眠くなったりするそう。

(いざとなったら、ケトン体をエネルギー源として使うけれど、なるべく使いたくないため、脳が休眠状態になるのだそう。)

「最近ぼーっとしたり、眠くなったりしていたのはそのせいなんだ…」

「じゃあ、体重が落ちても脂肪が落ちないのはなんで?脂肪をエネルギーにしているなら落ちているんじゃないの?」

「脂肪を燃焼して使っても、摂取カロリーが減らなければ新しく脂肪がつくだけ。お肉も揚げ物も好きなだけ食べているなら、主食を抜いていても摂取カロリーはあまり減らない。

減っているのは水分だよ。」

「水分?」

「そう。体の中で、糖は水とくっついているから、体の中の糖が減ると、水も減ってしまうの。だから、糖質制限で減っているは、糖とくっついていた水分だよ」

愕然としました。

確かに、体重計に乗ると、体重は減っているけれど、体脂肪率は全く減っていません。

むしろ増えていることさえありました。

また、糖質制限のデメリットは他にもあるそうです。

肉中心の食生活になるため、腸内環境が悪化して、便秘になる。

腹囲は痩せていても、体脂肪率が高い、隠れ肥満の原因になる。

体に糖が少ない、飢餓状態が続くので、太りやすい体質になる。

コレステロール値や中性脂肪値が高くなり、生活習慣病の原因となる。

「じゃあ、どうしたらいいの…?」

 

糖質制限中の便秘。改善策は?

姉が言うには、便秘の原因は腸内環境の悪化。

腸内には、大きく分けて3つの菌がいる。

腸内環境をよくしてくれる善玉菌。悪化させる悪玉菌。どっちつかずの日和見菌。

悪玉菌より善玉菌の数が多いと、日和見菌は善玉菌の見方をするため、腸内環境がよくなる。

逆に、悪玉菌の数が多いと、日和見菌は悪玉菌の見方をするため、腸内環境は悪くなる。

だから、善玉菌の数を増やせば、自然と治っていくはず。

方法は3つ。

  • 善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖をたくさんとるようにする。

食物繊維やオリゴ糖は、善玉菌のエサになるので、たくさん摂ることで善玉菌が増える助けになる。

また、食物繊維は腸を刺激する働きもあるので、腸が動いて、便を出しやすくする働きもある。

  • 善玉菌である、乳酸菌を継続的にとる。

乳酸菌は動物性乳酸菌と植物性乳酸菌の2種類がある。

動物性乳酸菌は、ヨーグルトなどに含まれていて、胃酸で死んでしまう。

(一部腸まで届く種類のものもある。)

植物性乳酸菌は、納豆やキムチ、味噌、漬物などの野菜や豆を発酵させた食品に含まれていて、生きて腸まで届く。

胃酸で死んでしまった乳酸菌は、善玉菌のエサになり、善玉菌の増える助けとなる。

生きて腸までたどり着いた乳酸菌は、一時的だが善玉菌の数を増やす。

ただし、食物からとった乳酸菌はずっと腸内に留まっていられないため、毎日摂り続ける必要がある。

  • 水分摂取と運動で便を出しやすくする。

腸内環境が良くなってきても、水分が不足すると便秘になるので、水分はしっかりとる。

運動すると、腸が動いて、便が出やすくなる。

確かに、好きなものを食べて良いと言われて、肉ばかり食べていたから…。

野菜はしっかり摂るようにしないといけなかったんだな。

 

糖質制限は悪者!?無理なく、健康的に痩せるには

「糖質制限、やっている人も多くて、結果も出ているみたいだけど、やっちゃいけないダイエットなの?」

「糖質制限で痩せられるのは事実。でも、危険が多いのは分かったよね?

元々、糖質制限は、糖尿病の患者さんが血糖値をコントロールするために開発された食事療法なんだよ。

血糖値が下がり過ぎたりしないように、医師や管理栄養士がしっかりモニタリングしてやるものだった。でも、ダイエット効果が高いことが分かってから、一気に人気がでて、自分で気軽にできるものだと勘違いする人が増えてきた。

しっかりとモニタリングしてくれる栄養士さんがついていれば安全だけど、そうじゃない場合はやめた方がいいね。自分でやるなら、何かを極端に制限するダイエットはやめた方がいいよ。」

姉が言うには、健康的に痩せるには、まず摂取エネルギーを減らすこと。

脂肪1Kgを減らすには、およそ4000Kcalをセーブすれば落ちる。

例えば、1か月で1Kg痩せたいなら、4000Kcal÷31日=129.0322258…

1日あたり、130Kcalを目安にセーブしたら良いことになる。

130Kcalをごはんに換算すると、小さめのお茶碗に軽く1杯くらい。

コンビニのおにぎり1個もこれくらい。

いつも食べているおやつの袋に書いてあるカロリー、見たことある?

菓子パンのカロリーは?

今は売っている食品のほとんどにカロリーが書いてある。

それらを少しでもカロリーが低いものに置き換えるようにするだけでも効果がある。

料理をする人は、使う食材を変えるもの良い。

同じ豚肉でも、ばら肉とロースとでは、カロリーが倍近く違う。

魚も、脂のったブリやサンマと、あっさりしているタラや鮭とでは同じように倍近く違いがある。

魚はヘルシーと思いがちだけど、ブリの照り焼きと赤身のステーキとでは、量によってはステーキの方がカロリーが低いこともある。

油は1gあたり9Kcalもあるから、大さじ1杯(12g)の差で、108Kcalも差が出てくる。

ドレッシングは約半分が油でできているから、ノンオイルドレッシングに変えただけでも摂取カロリーが大きく変わってくる。

こう考えると、カロリーをコントロールするのは意外と簡単でしょう?

そう言われて、確かにそうだと思った。

学校帰りに買い食いしていたコンビニのから揚げを止めたらどれくらい痩せるかな…?

糖質制限は中止。姉の助言通りに、カロリーコントロールをやってみた

久しぶりに食べたごはんはとっても美味しかった。

便秘を治すために、サラダも山盛り食べた。もちろんドレッシングはノンオイルで。

お風呂上りはヨーグルト。

カロリーを減らすために、スーパーでいろいろな種類のヨーグルトを比べて、一番カロリーが低いものを選んだ。

学校帰りに食べていたコンビニのから揚げはやめて、代わりに野菜スティックを食べるようにした。

学校まではバスで通っていたけれど、天気が良い日は自転車で行くようになった。

糖類ゼロの炭酸飲料を愛飲していたけれど、カロリーを見たら意外とあったので、お茶か水を飲むようになった。

少ししたら、便秘が治った。

日中眠かったり、ぼーっとしたりもしなくなった。

運動しているせいか、夜はぐっすり眠れている。

体重は…

なんと1ヶ月で2Kg減った!!

調べてみたら、いつも食べていたコンビニのから揚げは200Kcalもあったらしい。

今回は、体脂肪率も少しずつ減っている。

制服のスカートも、ウエストに余裕が出てきた。

もう少ししたらホックの位置を変えられるかも?

今までは流行の「○○するだけ!」のような、特定の物をたくさん食べたり、避けたりするようなダイエットばかりやっていた。

どれもあまり結果は出ず、体重が落ちても肌荒れしたり、口内炎ができたり、便秘になったりした。

けれど、姉の助言通りにしたら、こんなにすんなり痩せられた。

栄養学ってすごい。

姉はきっといい管理栄養士になるだろう。

私のように、いろいろなダイエットを試して、失敗ばかりしている人はたくさんいると思う。

でも、「○○するだけ!」ダイエットは、偏った食生活になるため、健康的には痩せられない。

地道にコツコツ、カロリーをコントロールすることが、キレイに痩せる一番の近道なのだと、今になってやっとわかった。

面倒に見えるけれど実は簡単。私でもできたのだから、多くの人にもチャレンジしてほしい。