つぶらな瞳、モフっとしたような口、ボテッとした体。

人魚のモデルなんて言われるけど、見た目スーパーいやし系なジュゴン。

子ども心もくすぐる、このなんとも不思議で希少な生物に会える場所が日本にあるのをご存知ですか⁉

ジュゴンが好き!会いたい!自分の子にも見せたい!

そんな方のために、ジュゴンの生態や魅力、さらに日本でジュゴンに出会える場所を紹介したいと思います。

ジュゴンってどんな動物??

ジュゴンはジュゴン目(海牛目)ジュゴン科ジュゴン属に1種だけ分類される哺乳類です。

このジュゴン目には他にマナティ(3種)が分類されるのみです。

ジュゴンとマナティってよく似てると言われますが、一番わかりやすい区別は尾ビレ。

ジュゴンが三角形(クジラにみたいなヒレ)なのに対し、マナティは丸っこい形をしています。

また、ジュゴン目は水の中に住む哺乳類の中で唯一の草食動物なんです。

だからか、イルカとかに比べておっとりしているように見えますよね~。

 

ジュゴンの生息地や食性、生態について

 

ジュゴンは亜熱帯から熱帯にかけての浅くて温かい海に住んでいます。

前述したように草食なので浅瀬でハムハム海底に生える海草(アマモなど)を食べ、穏やかに生活しています。

たまにゴカイ、カニなどを栄養を補うために食べることもあるようです。

このように下の方の藻などを食べるので、直径2㎜もある太い毛で覆われた口が顔の下の方にあります。

この太い毛も海草をかき集めるのに一役かっているのですよ!

歯の構造が近縁のゾウに似ていて、小さなキバもあります!

全長は3m、体重450㎏もある巨体で寿命は70年くらいといわれています。

全体的に灰色~淡い白色をしていて、ぶ厚い皮膚にほとんど毛はありません。

鼻の孔は鼻先の上の方にあるため、少し水面に顔を出すくらいで簡単に呼吸ができるようになっています。

一度もぐると6~7分くらい呼吸しないで泳いでいられるようですよ!

一見のぺっとした顔もけっこう生活する上では効率良いようです。

前肢は海草を食べる時に海底を歩くように使うため、先の方が角質化して固くなっています。

ジュゴンは単独、または親子で生活していることが多く、6~17年で成熟して繁殖できるようになります。

メスの妊娠期間は13~15ヶ月で1回に1頭の子を産みます。

体が大きい分人間よりも妊娠期間が長いんですね。

ちなみにジュゴンの暮らす藻場(もば)は、動植物プランクトンも豊富で栄養の宝庫。

ここには小さいけれど様々な生き物が暮らし、生態系を作っています。

その中でジュゴンは海草を食んで間引きをし、次の海草が生えてくる手助けをします。

また、排泄物は海底の肥料となってまた海草が生える…と生態系でも重要な役割を担っているんですよ。

 

日本に野生のジュゴンはいるのか?

先ほどジュゴンの生息地を紹介しましたが、実は日本にも野生のジュゴンが生息しているようです‼

その場所は…沖縄!ジュゴンが見られる最北限の場所だとか。

しかし、いまでは個体数は50頭以下といわれ絶滅寸前なんです。

昔は広く分布していたのですが、1960年代以降パッタリ見られなくなり、絶滅した可能性が高いと言われています。

数が激減した原因は漁網に引っかかる事故や重要な採食場である藻場(もば)がなくなってきていることです。

このようにジュゴンは日本だけでなく、世界的にも絶滅の危機にあります。

世界中の個体数は約10万頭といわれています。

古くは食用とされていましたが、それが禁止されて以降は上記のような漁網、ボートのスクリューに巻き込まれての事故の増加、生息地である藻場の減少などがジュゴンを絶滅の危機へと追いやっているのです。

悲しいことですよね…でも2017年に沖縄でジュゴンが見られたというニュースがありました‼

過酷な環境の中でも賢明に生きているジュゴン、私たちができることは少ないけれど、頑張って生き残っていってほしいです。

 

日本で唯一ジュゴンを飼育している水族館

ジュゴンに会える水族館、実は日本には1つしかありません。

それが三重県の 鳥羽水族館

ジュゴンはこちらのマスコットキャラクターにもなっています。

私は親戚が三重にいるので、遊びに行く度にジュゴンが見たくて鳥羽水族館に必ず連れて行ってもらってました。

鳥羽水族館は日本一の展示している海洋生物の種類が多い水族館としても有名なんですよ。

こちらの「人魚の海」というコーナーで飼育されているのが、「セレナ」ちゃん。

1987年にフィリピンの大統領から友好の印としてプレゼントされました。

とても穏やかな性格のようで、鳥羽水族館の人気者です。

鳥羽水族館では1979年からジュゴンの「じゅんいち」くんを飼育していて、一時期は2頭のジュゴンがいたんです。

しかし、じゅんいちは2011年に亡くなってしまって、今はセレナ1頭だけです。

私が小さい時は確かに2頭いたのと、どちらかにウミガメが一緒に寄り添っていたのを覚えています。

子どもながらに「こんなに平和な生き物がいるのか‼」と感激していました。

とても貴重なジュゴンを見たい方、そして自分の子どもにも見せたいパパやママは是非鳥羽水族館に足を運んでみてください!

おまけに、セレナの飼育30周年記念の動画があったので見てみてください↓

https://www.youtube.com/watch?v=LYD1QWq7Z_U

 

まとめ

1.ジュゴンは海に住む哺乳類の中では稀な草食動物

2.浅瀬の温かい海(主に藻場(もば))に暮らし、その生態系を保つ重要な役割を果たしている

3.野生のジュゴンは沖縄にまだいる可能性あり

4.日本でジュゴンに会える水族館は三重県の鳥羽水族館だけ!

穏やかでいやし系なジュゴンは世界でもとても貴重な動物です。

彼らに会える場所が日本にあるだけでもありがたいですね。

ぜひ一度ならず何度でもジュゴンに会いにいったり、また周りの人や子どもたちにもその魅力を伝えてあげてください!