離乳食作りは面倒な下ごしらえが多く、毎日用意するのが大変…。
そんなときに重宝する食品、ヨーグルト!
離乳食中期にあたる、7か月ごろから食べられます。
しかし、独特の酸味が苦手な赤ちゃんも多い様子…。
うちの子もそうでした。
ヨーグルトを初めて食べた時の顔は、何とも言えない梅干顔…
親としては、初めて見る可愛い表情に思わず笑ってしまいましたが、子どもにとっては笑えない、初めての酸味。
そんな酸っぱいヨーグルトデビューを経験したわが子ですが、1歳を過ぎた今、ヨーグルトは一番の大好物!!
まだまだ上手とは言えないスプーンを持ち、口の周りを真っ白にして、夢中で食べてくれます。
今回はそんなわが子に食べさせてきたヨーグルトのレシピや、これからヨーグルトデビューをする子へのアドバイスを中心にご紹介していきます。
初めてのヨーグルト。そのままあげても大丈夫?注意することは?

ヨーグルトは牛乳を乳酸菌などで発酵させたもので、腸内環境を整える作用が期待できます。また、たんぱく質や脂質、カルシウムを豊富に含むので、赤ちゃんの成長にとっても良い食品です。
しかし、乳製品なので、アレルギーが出てしまうことも…。
他の食品もそうですが、初めてあげるときは、万が一アレルギーが出てしまってもすぐに受診できるように、病院が開いている平日の午前中にあげましょう。
まずはプレーンヨーグルトを1さじから。酸味があるので、すり潰したバナナやりんごなど、食べたことがあるフルーツと混ぜてあげると良さそうです。
(うちの子はプレーンのままあげてしまったので、梅干顔になりました…)
加熱すると変質してしまうため、開封したてのフレッシュなものを、加熱せずにそのままあげましょう。
我が家では、開封後1日以上経過したものはあげないようにしていました。
そのため、余ったヨーグルトはパパやママが食べることになります。
食べきれない場合は水切りしてかさを減らし、クリームチーズの代わりにサラダに乗せたり、サンドウィッチに挟んだりすると美味しいですよ!
それでも食べきれないようなら、容量の小さい、小分けパックのものを買うようにしましょう。
市販の赤ちゃん用ヨーグルトとプレーンヨーグルト。どちらがいいの?
スーパーなどに行くと、6か月から食べられると表記されている赤ちゃん用ヨーグルトが販売されています。
しかし、育児書や離乳食の本を見ると、初めてのヨーグルトは7か月頃から、プレーンヨーグルトと書いてある…
どちらを食べさせたら良いか、迷ってしまいますよね。
赤ちゃん用ヨーグルトも、普通のプレーンヨーグルトも、元は同じヨーグルト。
赤ちゃん用ヨーグルトは、酸味が苦手な赤ちゃんのために酸味を抑え、甘味を足したヨーグルトなのです。
…そう聞くと、赤ちゃん用ヨーグルトがとっても良い商品に感じられますが、実は、そうとも言えないのです。
赤ちゃんにとって、甘味はとても魅力的な味。
甘味の強いものほど、好んで食べる傾向があります。
しかし、甘味が強いものを食べすぎると、他のものをおいしく感じられなくなり、結果、離乳食をあまり食べなくなる、好き嫌いが多い子になってしまう…
というケースがあるそう。
昔は離乳食を始める前から果汁を与える習慣がありましたが、今は推奨されていないのはそのためです。
赤ちゃん用ヨーグルトは、常用せず、ときどきあげる程度に留める方が良いでしょう。
月齢別 おすすめヨーグルトレシピ

ここからは、月齢にあわせたヨーグルトの食べさせ方についてご紹介していきます。
どれも実際にうちの子に食べさせてきたものなので、ぜひお試しください。
7~8か月頃 離乳食中期
バナナヨーグルトあえ
バナナ1/4本をフォークの背で細かくつぶし、大さじ2杯のプレーンヨーグルトと和える。
(バナナの代わりに、すりおろしたりんごやみかん果汁、苺でも喜んで食べてくれます。)
9~11か月頃 離乳食後期
ヨーグルトサラダ
5㎜角に切った人参、ブロッコリーなど、お好みの野菜を柔らかく茹で、冷ます。
すりおろしたりんごとプレーンヨーグルトを加えて和える。
(合わせる野菜によっては、りんごの代わりに薄皮をむいて細かくしたみかんを使っても良さそうです。)
1歳~1歳6か月頃 離乳食完了期
加糖ヨーグルト
プレーンヨーグルトに砂糖を少量混ぜる。
(この頃からは砂糖が使えるので、少量まぜると喜んで食べてくれます。しかし、市販の加糖ヨーグルトはまだ甘すぎるそう。低糖タイプを選ぶか、1歳6か月を過ぎてから与えるようにしましょう。)
ポテトサラダ
じゃがいもを茹でて潰す。
皮をむいて、細かく刻んだきゅうりと、角切りにして柔らかく茹でた人参、マヨネーズ、プレーンヨーグルトを入れて混ぜ合わせる。
(マヨネーズは油分、塩分があるため、使いすぎは禁物。マヨネーズの半量をヨーグルトにすることで、油分、塩分をカットし、しっとりと仕上げることができます。)
まとめ

ヨーグルトを離乳食に使う際のポイントは、
- 初めてあげるときはアレルギーに注意!!平日午前中に、1さじから始める。
- ヨーグルトは加熱せず、開封したてをそのままあげる。
- プレーンヨーグルトをあげる時は、酸味があるため、果物を混ぜると食べやすい。
- 赤ちゃん用ヨーグルトは、赤ちゃんにとって魅力的な味。あげ過ぎに注意する。
ミルクやおっぱいを飲む量が減ってくると、カルシウムが不足しがちです。
そんなときに、比較的早い時期から食べられるヨーグルトは、赤ちゃんにとってとても良い食品。
腸内環境を整えてくれる働きもあるため、便秘や下痢をしやすい赤ちゃんにもぴったりです。
アレルギーや、あげ過ぎに注意しつつ、上手に取り入れたいですね。
参考記事
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