家族で動物園へ!帰ってきてみると子供が熱を出してしまったなんてことありませんか?
私も動物園に行くときは子供の体調がいいことを確認してから行くようにはしていますが、
どんなに体調管理バッチリでも動物園の中で気をつけていないと大変な病気になってしまうことも!
そこで今回は動物園の中でかかってしまう可能性のある病気を紹介しつつ、その予防法を紹介していきます。
人と動物の間で共通して感染する病気がある!
実は病気(感染症)の中には人から動物へ、動物から人へとうつってしまうものがあります。
これを「人獣共通感染症(通称:ズーノーシス)」といい、野生動物やペットにも当てはまる病気です。
動物の種類によっても様々ですが、身近な動物の鳥で例を挙げると「オウム病」という病気があります。
これは菌をもっている鳥のフンが乾燥して飛び散ったりしたものを吸い込む、噛まれるなどで感染します。
人が感染すると高熱や咳などの症状が出て、ひどいと肺炎にもなってしまいます。
動物園には大型のバードケージに人が入れるようになっている所もありますよね。
感染するとしたらそのような場所と思われるので、特に免疫力の低い赤ちゃんや幼児はあまり入らない方が良いと思います。
ちなみに、動物園側で最近特に来園者に注意を促している「鳥インフルエンザ」ですが、こちらは今のところ人への感染は見られていません。
しかし、万が一のこともあるので動物園では来場者に消毒液をしみこませたマットの上を歩くようにしていて、
私も先日動物園へ行った時に子供と一緒にマット踏みました。
また、一部鳥類の展示を控えたり、野生の鳥が入ってこないよう檻に屋根等つけたりするなどの対策も行われていました。
人が感染しなくてもその病原菌を体にくっつけて持ってきてしまう事もあるので、動物園で行っている対策には私たち来場者も協力するようにしましょうね。
あと、動物園へ行く際は事前に動物の病気が流行っていないか情報を得るようにしましょう。
動物とのふれあいは特に注意

動物園で特に子供たちが喜ぶのは、動物との「ふれあい」です。
ふれあいコーナーは休日ともなると整理券が配られるくらい人気で、中にはウサギやモルモット、ヒヨコなど子供でも怖がらずに触れるような動物たちがいます。
また、場所によってはポニーやラクダなどに乗れたり、エサやりの体験ができたりするような施設もあります。
でも、実はこの「ふれあい」が一番動物から病気をもらいやすい原因なのです!
直接動物を触った手で、子供が手洗いや消毒をせずに食べ物を食べたり、指しゃぶりなどしたら…そしてもしその動物が何らかの病気をもっていたら…。。
こういったふれあいの場で特に多いのは消化器系の病気で、例を挙げると「クリプトスポリジウム」という下痢気味のウシやブタなどによるものがあります。
これに感染すると人も酷い下痢や腹痛、食欲低下、発熱を伴うことも。
動物の毛や皮膚、唾液にも病原体が付着しているので、それらに触ったり、動物になめられたりしたときに感染する危険があります。
こういった病気の場合は下痢をしている動物に近づかないのが一番の対策ですが、まず動物と触れ合ったら手洗いや消毒を十分にして感染を防ぎましょう!
まだ小さい子供でも親が手伝ってあげ、やっている様子を見せることで自然と覚えてくれますよ。
うちの子はまだ1歳半ですが、外から帰ったら必ず手洗いうがいをさせていたところ、
私の真似をして「ガガガ、ペッ」と声真似までするようになりました(笑)。
子供と楽しく手洗いできそうな動画があるので載せておきますね↓
動物アレルギーの疑いも考える
病院で特にコレといった病名をもらえないときは、子供に動物アレルギーがある可能性も考えてみましょう。
私の子は犬アレルギーで犬と触れ合うと体に発疹とかゆみが出てしまいます。
アレルギーも酷くなると発熱や呼吸器系の異常を起こす原因となります。
また、直接触れ合わなくてもアレルゲンとなる動物の毛やフケなどを知らないうちに吸い込んだりしてしまうことで発症することもあります。
風邪ですむなら取り越し苦労で済みますが、子供が苦しそうで心配な時はアレルギー検査を受けてみてくださいね。
まとめ
- 人獣共通感染症や動物園などで発信される感染症の情報にアンテナをはる
- 動物と触れ合う際は必ず手洗いや消毒を!
- 病気だけでなくアレルギーの可能性も考える
今回紹介した内容は子供に限らず大人でも起こりうることです。
家族全員で動物園や動物とのふれあいを楽しめるようにしたいですね!